インタビュー
「芸術で地球を救う」から「トウキョウ・ミルキーウェイ」まで
総合ディレクター 深瀬鋭一郎インタビュー
聞き手 川上真生子(東京大学)
■「芸術で地球を救う」の誕生 2005年11月
2005年の9~10月に僕が事務局長をしている新宿地下街ダンボール絵画研究会の研究発表展を新宿エコギャラリーっていうところでやったんですけど、地球新聞っていう環境系のタブロイド新聞の記者だった木下拓己君っていう人がそこで僕の存在を知って、11月ごろですかね、取材があったんです。「なんでこんなことしてるのか話を聞きたい」っていうことで。この施設は崎田裕子さんという環境カウンセラーが代表を勤めている施設だったので、この展示をきっかけに環境関係者が僕の存在を聞きつけてけっこう会いに来られたんですよ。で、そのときになんで芸術で地球を救うっていう話になったのかというと、地球新聞の社主の小林良夫さんが、口癖で「いやぁ~これで地球は救われました」っていうんですね。すごく些細なことでもそういう大げさなことを言うもんだから、みんなでゲラゲラ笑ってたんだけど。「じゃあ芸術で地球を救いますか」っていう冗談みたいな話を僕がしたら、またそれでワッハッハと大ウケで。でもふと、ギャグじゃなくて本当に「芸術で地球を救う」っていう企画はできるかもしれないと思ったんですね。
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